ストップモーション動画でASMR

ストップモーション動画とは

ストップモーション・アニメーションという技法を使って制作された動画のことです。

ストップモーション・アニメーション

パラパラ漫画みたいに「一コマ撮影⇒少し動かして一コマ撮影」を繰り返して、動きのある映像を撮るテクニック。コマ撮り。

「ニャッキ!」オリジナルサウンドトラック
NHK教育テレビの「プチプチアニメ」内で放送されている5分アニメも、このストップモーション・アニメーションで作られています。

Unintentional ASMR

ASMR動画ではないですが、ストップモーション動画にASMRを感じる人もいます。このように作り手の意図しない形で感じるASMRを、「Unintentional ASMR(意図的ではないASMR)」と言います。

例えば「ナレーションの落ち着いた低い声」や「ドライブ動画のエンジン音」がそうです。

Bob Ross(ボブ・ロス)
ボブ・ロス(1942年10月29日~1995年7月4日)。アメリカの画家。彼のテレビ番組「ボブの絵画教室」は、日本でも放送されま...
いちばん有名なUnintentional ASMRは、ボブ・ロスさんの絵画教室だと思います。

Youtubeで見れるストップモーション動画

「stop motion」で検索するとたくさんの動画がヒットします。今回はその中からASMR動画として楽しめそうなものをいくつか選んでみました。

Fresh Guacamole

PES(Adam Pesapane)制作。第85回アカデミー賞(2013年)の短編アニメーション部門にノミネートされました。「Fresh Guacamole(1分40秒)」は、歴代のノミネート作品の中で最も短いムービーです。


最初はPESではなくShowtime(アメリカのTV局)のYoutubeチャンネルで、2012年3月7日~213年3月7日まで公開されていました。もともとはShowtimeの「Short Stories」の一部として依頼された作品です。

Honda “Paper”

PES制作。第68回エミー賞(2016年)広告部門のノミネート作品です。


ホンダの歴史をストップモーションで振り返る企業CMです。バイクからジェット機まで、ホンダのエンジン音が好きな方にはたまらない動画です。

Lego In Real Life

BrickBrosProductions制作。ブロックを使ったアニメーション(Brickfilm)を投稿しているチャンネルです。


「リアル世界のレゴ」というタイトルで、少年がレゴで朝ごはんを作っています。食欲はそそられませんが、料理の音は心地よいです。

ASMRtistが作ったストップモーション動画


こちらはASMR用に作られたストップモーション動画です。ゲーム機の開封動画をコマ撮りで撮影しています。

ストップモーション動画の制作風景

制作の舞台裏を見ると、短い動画に多くの時間と労力が注がれていることがわかります。


こちらは先ほど紹介したHONDAのコマーシャルの制作風景です。大勢のイラストレーターとアニメーターにより、4ヶ月をかけて作られています。


「リアル世界のレゴ」は撮影に3日間、15fps、1500枚の画像で制作されています。※15fps=1秒間に15枚の静止画を使用。

まとめ

ドミノと同じでストップモーション動画の制作には根気が必要です。凝った作品だと膨大な時間がかかるので、個人がASMR動画として作るにはちょっと向いてなさそうですね。

ストップモーションスタジオ

クオリティは別として手軽に作れそうなアプリは、Google PlayやApp Storeで見つけることが出来ます。興味のある方はいろいろ探してみてください。

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