バイノーラルマイク
バイノーラルマイクを使うと立体的な音が録音できるので、ASMR動画を作成するなら用意しておきたいアイテムの1つです。既成品を購入する以外にも、バイノーラルマイクを自作することも可能です。
自作のバイノーラルマイク
自作というと敷居が高そうに感じますが、簡単なハンダ付けで作ることが出来ます。
ハンダ付けをしたことがない方は、少し練習したほうが良いかもしれません。使わなくなったイヤフォンで、スピーカーの配線を外す⇒付けるを何回かやってみると慣れてきます。
”バイノーラルマイク 自作”でググれば、他にもたくさん情報が見つかります。ASMRtistのはとむぎさんも、自作したバイノーラルマイクを使っていました。
Roland CS-10EM
半田ごてとか買って失敗したらどうしよう、それ以前に作るのが面倒って方にはRolandのCS-10EMがオススメです。こちらもイヤフォン型のバイノーラルマイクです。
このマイクを使って波の音を録音したものです。使用しているレコーダーは、このページでも紹介しているZOOM Handy Recorder H5です。
Scenes Lifelike
2018年より販売開始になった、イヤフォン型のバイノーラルマイクです。現在iPhoneやiPadを持っているなら、これを接続するだけでバイノーラル録音ができます。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
Scenes Lifelikeのオプション品には、ASMRの撮影に便利なイヤホンスタンドもあります。両側の耳はシリコン製で、人間の耳を型取りして作られています。
3Dio Free Space
ASMR動画でよく見かけるこのマイク。3Dio社のFree Spaceシリーズは、一番安いので68000円(税別)します。ちょっと高いですね。ダミーヘッド部分がなくても、同等の3D収音性能があるそうです。日本では http://mimimic.com/ で購入できます。
ICレコーダー
手軽に音声をデジタル録音できるICレコーダーは、歌やバンドの演奏をはじめ、会議やちょっとしたアイデアの録音など幅広く使われています。
会議やインタビューなどの会話録音に使われる「ボイスレコーダー」に対し、高音質で録音できるものを「リニアPCMレコーダー」と言います。
ASMRtist達が使っているのは、リニアPCMレコーダーです。MP3とは異なりデータ圧縮による音の劣化がない、リニアPCM形式(WAV)で録音できます。
上で紹介したヘッドフォン型マイクを利用するには、プラグインパワー対応のレコーダーが必要です。プラグインパワー対応のものは、マイクを差し込むと電源がマイク本体にも供給されます。
ここでは、実際にASMRtist達が利用しているリニアPCMレコーダーを紹介していきます。
TASCAM DR-05
簡単な操作で高音質な録音が可能なレコーダーです。
こちらはTASCAM DR-05を使って作成されたASMR動画です。マイクが左右に離れているので、バイノーラルマイクがなくても耳かきASMR動画を作れます。イヤフォンやヘッドフォンで聞いてみてください。
ZOOM Handy Recorder H5
こちらは必要に応じて、マイクの交換もできます(別売り)。
バイノーラルマイクのとこで紹介したはとむぎさんが、自作マイク+ZOOM Handy Recorder H5で作成しているASMR動画です。
TASCAM DR-40
TASCAM DR-05のような「AB方式」とZOOM H5のような「XY方式」のステレオ録音に対応しています。
DR-40のマイクをタッピングしているASMR動画です。
まとめ
リニアPCMレコーダーは、ZOOMとTASCAM製を使っているASMRtistが国内外ともに多いです。ヘッドフォン型マイクをレコーダーに接続することで、バイノーラル録音ができるようになります。
ASMR動画の下にある概要(説明欄)に、使用機材を書いているASMRtistも結構います。あっ、この動画の音質いいなって思ったら確認してみてください。