ストップモーション動画とは
ストップモーション・アニメーションという技法を使って制作された動画のことです。
パラパラ漫画みたいに「一コマ撮影⇒少し動かして一コマ撮影」を繰り返して、動きのある映像を撮るテクニック。コマ撮り。
NHK教育テレビの「プチプチアニメ」内で放送されている5分アニメも、このストップモーション・アニメーションで作られています。
Unintentional ASMR
ASMR動画ではないですが、ストップモーション動画にASMRを感じる人もいます。このように作り手の意図しない形で感じるASMRを、「Unintentional ASMR(意図的ではないASMR)」と言います。
例えば「ナレーションの落ち着いた低い声」や「ドライブ動画のエンジン音」がそうです。
Youtubeで見れるストップモーション動画
「stop motion」で検索するとたくさんの動画がヒットします。今回はその中からASMR動画として楽しめそうなものをいくつか選んでみました。
PES(Adam Pesapane)制作。第85回アカデミー賞(2013年)の短編アニメーション部門にノミネートされました。「Fresh Guacamole(1分40秒)」は、歴代のノミネート作品の中で最も短いムービーです。
最初はPESではなくShowtime(アメリカのTV局)のYoutubeチャンネルで、2012年3月7日~213年3月7日まで公開されていました。もともとはShowtimeの「Short Stories」の一部として依頼された作品です。
PES制作。第68回エミー賞(2016年)広告部門のノミネート作品です。
ホンダの歴史をストップモーションで振り返る企業CMです。バイクからジェット機まで、ホンダのエンジン音が好きな方にはたまらない動画です。
BrickBrosProductions制作。ブロックを使ったアニメーション(Brickfilm)を投稿しているチャンネルです。
「リアル世界のレゴ」というタイトルで、少年がレゴで朝ごはんを作っています。食欲はそそられませんが、料理の音は心地よいです。
ASMRtistが作ったストップモーション動画
こちらはASMR用に作られたストップモーション動画です。ゲーム機の開封動画をコマ撮りで撮影しています。
ストップモーション動画の制作風景
制作の舞台裏を見ると、短い動画に多くの時間と労力が注がれていることがわかります。
こちらは先ほど紹介したHONDAのコマーシャルの制作風景です。大勢のイラストレーターとアニメーターにより、4ヶ月をかけて作られています。
「リアル世界のレゴ」は撮影に3日間、15fps、1500枚の画像で制作されています。※15fps=1秒間に15枚の静止画を使用。
まとめ
ドミノと同じでストップモーション動画の制作には根気が必要です。凝った作品だと膨大な時間がかかるので、個人がASMR動画として作るにはちょっと向いてなさそうですね。
ストップモーションスタジオ
クオリティは別として手軽に作れそうなアプリは、Google PlayやApp Storeで見つけることが出来ます。興味のある方はいろいろ探してみてください。