TASCAMのPCMレコーダーがリニューアル
TASCAM(タスカム) DRシリーズの後継モデルである新製品(DR-X)が、2019年2月に発売されました。DR-05X、07X、40Xの3モデルです。
USBオーディオインターフェイス機能搭載
新製品では前モデルにはなかった、USBオーディオインターフェイス機能が追加されました。これによりパソコンやiOSデバイスとつなげて、レコーダーをUSBマイクのように使えるようになります。
私が持っているZOOM H1nも同じ機能があるので、iPhone等につなげてH1nを外部マイクとして使っています。
iOSの対応状況
TASCAM公式サイトの「iOS 12の動作検証についてのお知らせ」に、iOS12で3機種ともに動作OKと書いてあります。
動作検証はiPhone XR、iPhone XS Maxで行われています。iPhoneと接続するには、別途USBカメラアダプタが必要になります。
画像はZOOM H1nを接続したものですが、イメージ的にはこんな感じです。白いのがUSBカメラアダプタで、この組み合わせでH1nに接続したバイノーラルマイクで録音ができます。
Androidは?
公式サイトにはAndroidの動作について何も書かれていません。私の持っているZOOM H1nは非公式ですが、Androidスマホに接続してバイノーラル録音ができています。TASCAMの3機種も同様に使える可能性がありますが、実機を持っていないので不明です。
まとめ
今までUSBオーディオインターフェイス機能があるレコーダーは、ZOOMのHシリーズやオリンパスのLS-11、LS-100しかありませんでした。今回、TASCAMのレコーダーが対応したことで、選択肢の幅が広がりました。
エントリーモデルのTASCAM DR-05XとZOOM H1nの実売価格は1000円程度しか変わりません。単体はもちろん、パソコンやiPhoneとつなげて使えるのでオススメのレコーダーです。
非公式なので全てのAndroidスマホで使えるとは言えませんが、Androidでバイノーラルやステレオ録音をしたい方は試す価値のある機種です。※Android5.0以上でOTGに対応している必要があります。