ZOOM H1nを買いました
自分でもバイノーラル録音をしてみたくて、リニアPCMレコーダーを購入することにしました。「1万円前後でコンパクト」を条件にネットでいろいろ調べた結果、最終的にZOOMのH1nに決めました。
ZOOM H1nを選んだ理由
オーディオインターフェイス機能
レコーダー単体だけではなく、オーディオインターフェイスとしても使えるのが大きな決め手となりました。
矢印の部分にケーブルを挿して、パソコンやスマホにつなげます。
iOSデバイスだったら、画像のような組み合わせでバイノーラル録音ができます。
パソコンとiOSデバイスのみに対応となってますが、Androidスマホ(非公式)でも使えました。
バイノーラルマイクを自作すれば、あまりお金をかけずにPCとスマホに対応したバイノーラル録音環境が整います。
私がZOOM H1nに接続しているのは、GoPro用のバイノーラルマイクを改造したものです。
軽量コンパクト
ZOOMやTASCAMのレコーダーをチェックしていて思ったのですが、画像で見るイメージよりもゴツい機種が多いです。ZOOM H1nはこれらの中で、軽量コンパクトな機種になります。
サイズは50.0 mm(幅)×137.5 mm(奥行き)×32.0 mm(高さ)で、重さは60g(電池含まず)です。単4電池2本で最大10時間動作します。
操作しやすい
前面にあるボタンで各種設定が簡単に行なえます。側面にボタンがあるタイプと違って、手に持ちながら操作がしやすいのもポイントです。
[AUDIO]
録音フォーマットを選択。
[LOCUT]
ローカットフィルター。不要な低音域でのノイズをカット。
[LIMITER]
リミッター。大音量による音割れを防止。
[AUTOLEVEL]
入力レベルを自動調節。
入力レベルはダイヤルを回して手動でも調整できます。内蔵マイクは前モデルのH1と同じで、指向性マイクを交差させたXYマイクです。
重ね録りが可能
例えば、最初にギターの演奏を録音して、それにボーカルを重ね録りするなんてことが可能です。これ以外にも、鳥のさえずり+雨音やASMRサウンドを重ねたりなど、アイデア次第でいろいろ活用できそうです。
録音可能な形式について
WAVとMP3に対応していて、最高24bit 96kHzのWAVで録音が可能です。
96kHz/24-bit・48kHz/24-bit・48kHz/16-bit・44.1kHz/16-bit
MP3
320kbps・256kbps・192kbps・128kbps・48kbps
豊富な再生機能
ZOOM H1nには耳コピや語学学習、文字起こしなどに便利な再生機能があります。
再生速度の変更
0.50・0.75・1.00・1.50・2.00の5段階に再生速度を調整できます。
サウンドエフェクト
再生時にエフェクトをかけることが可能です。
SPEECH(スピーチや会議の録音音声をクリアに)・Vo CUT(ボーカルカット)・BASS(低域以外の帯域をカット)・ROCK(低域と高域を強調)
A-Bリピート
指定した2点間を繰り返し再生します。
再生位置の微調整
数秒単位で再生位置を微調整することができます。
録音データの移動
記録メディアはmicroSDで最大32GBに対応しています。本体側面にあるスロットからmicroSDを取り出すか、ZOOM H1nをパソコンに接続して録音データを移動します。
まとめ
ZOOM H1nは上位機種を買うほどこだわりがなくて、コンパクトな機種を探していた私にはピッタリでした。語学学習にも便利だし、オーディオインターフェイス機能を使っていろいろ遊べそうです。
前モデルのZOOM H1にも、オーディオインターフェイス機能があります。ですが、中古でも7000円~8000円位だったので、操作性が向上し各種機能も追加されたH1nにしました。